春日神社(桑名宗社)

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概要・歴史・観光・見所
春日神社(桑名宗社)概要: 春日神社(桑名宗社)は桑名神社と中臣神社の両社を合わせた社号です。桑名神社は当地方を開発したとされる天津彦根命(天照大御神の第三御子)と天久々斯比乃命(天津彦根命の御子)が祀られ、延長5年(927)に編纂された延喜式神名帳に式内社として記載された古社です。創建は景行天皇40年(110)とされ当初は三崎(自凝島、泡州島、烏州島)に鎮座し三崎大明神と称し古くから当地の地主神、産土神、郡府の宗社として信仰されました。中臣神社の創建は神護景雲3年(769)、鹿島神宮(茨城県鹿島市、常陸国一宮)の御霊である武甕槌神が当地を訪れた霊地に勧請されたとされ桑名神社と同様に式内社として延喜式神名帳に記載されています。

当初はここから少し離れた山上に鎮座していましたが正応2年(1289)に桑名神社境内に遷座し永仁4年(1296)に春日大社(奈良県奈良市)から分霊(春日四柱神)を勧請合祀、以後、「春日明神」や「春日さん」などと呼ばれるようになっています。歴代領主や為政者から崇敬庇護され室町時代には幕府から三丁掛に800石の社領を安堵され上之輪村に300石を安堵され、永禄12年(1569)には織田信長から社領が寄進されています。天正年間(1573〜1592年)には長島城に配された信長の家臣である滝川一益が社殿を造営し、慶長6年(1601)には徳川家康が社領100石を寄進しています。

江戸時代に入ると歴代桑名藩主が庇護し社殿の造営、改修費は藩が賄っています。昭和初期まで文化年間(1804〜1818年)に造営された拝殿と、天保年間(1830〜1844年)に造営された楼門(神社山門)が残されていましたが昭和20年(1945)の大空襲により社殿の多くが焼失しています。銅鳥居は寛文7年(1667)、桑名藩3代藩主松平定重によって寄進されたもので三重県指定有形文化財に指定され、春日神社の石取祭は古式を伝える貴重な神事として昭和56年(1981)に三重県指定無形民俗文化財に指定されています(※現在は国指定重要無形民俗文化財)。古くから神仏習合別当寺院としてし桑名仏眼院が祭祀を司ってきましたが、明治時代初頭に発令された神仏分離令により仏教色は一掃され、明治14年(1881)に県社に列し、明治39年(1906)に神饌幣帛供進社に指定されています。祭神・桑名神社:天津彦根命、天久々斯比乃命・中臣神社:天日別命、春日四柱神(建御雷神、斎主神、天児屋根命、比売神)。

春日神社(桑名宗社)
・ 絹本着色東照神君画像(2幅)-江戸時代-1幅は狩野探幽作-桑名市指定文化財
・ 木造徳川家康坐像(附:東照宮木像据置件)-元和3年-桑名市指定文化財
・ 松尾芭蕉真蹟短冊-江戸時代-紙本墨書、36.4p×5.7p-桑名市指定文化財
・ 桑名石取祭の祭車行事-毎年8月第一土曜・日曜日-国指定重要無形民俗文化財
・ 銅鳥居-寛文7年-青銅製、高さ6.9m、両柱間隔4.7m-三重県指定有形文化財
・ 御車祭奏楽-鎌倉時代以降-桑名市指定無形民俗文化財
・ 春日神社御膳水井(附:桑名藩より御膳水通達書)-江戸中期-桑名市指定文化財
・ 太刀(銘:勢州桑名藤原千子正重)-寛文元年-最長95p-桑名市指定文化財
・ 短刀(銘:村正)-室町末期-長26.5p、反り0.2p-桑名市指定文化財 
・ 太刀(銘:勢州桑名郡益田庄藤原朝臣村正作)-天文12年-桑名市指定文化財 
・ 本多美濃守殿文書-元和2年-社領20石寄進の黒印状-桑名市指定文化財
・ 権現様御代本多中務殿折紙-慶長8年-社領100石寄進の通達-桑名市指定文化財
・ 権現様御代水谷九左衛門殿折紙-慶長6年-同上-桑名市指定文化財
・ 銅鏡及び古鈴(3面・1個)-平安時代後期・古墳時代-桑名市指定文化財

春日神社:写真

春日神社(桑名宗社)
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