楽翁公百年祭記念宝物館(桑名市)概要: 楽翁公百年祭記念宝物館は三重県桑名市吉之丸に鎮座している鎮国守国神社の境内に位置しています。
楽翁公百年祭記念宝物館は昭和9年(1934)、8代将軍徳川吉宗の孫で白河藩3代藩主、幕政では寛政の改革を断行した松平定信(楽翁)の顕彰を記念して建てられた建物です。
鉄筋コンクリート造2階建、寄棟(正面銅板葺きの切妻屋根)、桟瓦葺、外壁は洗い出しで仕上げられています。1階の石積風の意匠や縦長の開口部、玄関の星形の照明など当時の洋風建築の要素が取り入れられています。
楽翁公百年祭記念宝物館は昭和初期に建てられた近代建築の遺構として貴重で「造形の規範となっているもの」との登録基準を満たしている事から平成20年(2008)に国登録有形文化財に登録されています。
楽翁公百年祭記念宝物館:上空画像
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