住吉浦(桑名市)概要: 桑名は古くは「十楽の津」と呼ばれる舟運の拠点として栄えた湊で、四人衆や三十六家氏人と呼ばれる町の代表者達が話し合により自治支配が行われていました。ここでは、関所や渡しの現在でいう交通税や地子税が免除され、自由な商売が出来た事から、市が大きく発展し、住吉浦はその、廻船の舟溜りとして整備されました。
正徳15年(1715年)、舟奉行と太一丸の舟人は湊の発展と廻船の海上安全を祈念して住吉大社(大阪府大阪市住吉区住吉)の分霊を勧請し住吉神社を創建しました。廻船業者はこの住吉神社を崇敬し石燈籠を寄進するなど庇護しています。住吉神社の社殿は木造平屋建て、入母屋、銅板葺き、平入、外壁は真壁造り白漆喰仕上げ。
住吉浦:上空画像
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