松ヶ島城(松阪市)概要: 松ヶ島城は永禄10年(1567)、北畠具教が築いたのが始まりとされます。当初は細首城と称し家臣である日置大膳亮が守っていましたが永禄12年(1569)、織田家による伊勢侵攻により自ら火を放ち要害である大河内城に退いています。
織田領になると織田信雄の家臣津川義冬や滝川雄利が城主となり近代城郭へと大改修され往時は二重の掘を持ち、本丸には五層の天守閣を設けるなど壮大な城郭となりました。
天正10年(1586)に蒲生氏郷が入封し天正12年(1588)に松阪城を築くと松ヶ島城は廃城となり城下町も松阪に移されました。
現在では遺構と思われる小丘だけとなりましたが松阪の歴史的重要な旧跡として三重県指定史跡に指定されています。伝承では竜泉寺の山門は松ヶ島城の城門を移築したものと伝えられるもので三重県指定文化財に指定されています。
松ヶ島城:上空画像
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