松浦武四郎生家(松阪市)概要: 天保3年(1832)に建てられた建物で、木造平屋建、切妻、桟瓦葺、妻入、松浦武四郎誕生地とされています。武四郎は幕末の蝦夷地探検家として知られ、弘化2年(1845)から安政5年(1858)に6回蝦夷地に渡り「蝦夷日誌」や「蝦夷紀行」を発刊し広く蝦夷地を知らせています。アイヌ民族の人権擁護に尽力し江戸時代には幕府、明治維新後は新政府に度々陳情し、明治3年にはアイヌ解放が果たされないことを責任を感じ現在の局長級の役職である開拓判官を辞任しています(明治2年には北海道を名付けた事でも知られています。)。松浦武四郎生家は伊勢街道沿いに残る数少ない古建築物の遺構で松浦武四郎の生誕地でもあることから昭和37年に松阪市指定史跡に指定されています。
松浦武四郎生家:上空画像
|