長谷川邸(松阪市)概要: 長谷川家は松阪を代表する豪商で、延宝3年(1675)には3代政幸が江戸日本橋に進出しています。その後も財を成し当地では御為替組御用を務め、名字帯刀を許される士分の格式を得ていました。
現在の建物の詳細は不詳ですが切妻、桟瓦葺、平入、間口が広く屋根の左右には袖壁と高く掲げられたウダツがあり正面には下屋庇が取り付けられています。敷地間口が広く主屋の他、庭園と土蔵が道路際に配され、土蔵は黒漆喰で仕上げられているなど格式が感じられます。