子安地蔵院(津市)概要: 子安山地蔵院は三重県津市中河原に境内を構えている真言宗醍醐派の寺院です。地蔵院の創建は不詳ですが伝承によると天文年間(1532〜1555年)、当時の領主乙部藤政が自ら信仰した子安地蔵尊を居城跡(中河原城)である現在地に堂宇を設けて祀ったのが始まりと伝えられています。
藤政は夫人が懐妊すると子安地蔵尊に安産祈願をし見事念願成就した故事から安産、育児に御利益があるとして広く信仰されるようになりました。本尊である絹本着色地蔵菩薩画像は鎌倉時代に制作されたもので貴重な事から国指定重要文化財に指定されています。
境内には正徳年間(1711〜1716年)に再建された本堂や古墳時代後期の古墳に安置されていた家形石棺を利用して彫られた石棺仏、江戸時代の宝篋印塔などが建立されています。
山号:子安山。宗派:真言宗醍醐派。本尊:地蔵菩薩。
子安地蔵院:上空画像
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