津偕楽園(津市)概要: 古くは御殿山と呼ばれ津藩主の狩場だった場所で御殿なども建てられていました。承応年間(1652〜55)に家臣達に分け与えられていましたが安永年間(1854〜60)11代藩主藤堂高猷が一帯を買い上げ別荘として整備しました。別荘は「御山荘」と呼ばれましたが園内には高猷の俳号から「偕楽園」の額が掲げられました。明治4年に廃藩置県が発令されると偕楽園は国有化され、明治10年に「三重県公園」として整備されました。園内には中山武平君頌徳碑、拙堂斎藤先生碑、鳥居古墳石室・石棺、鍼聖杉山総検校頌徳碑、旧塔世橋常夜燈、田上一雄君追懐碑、龍灯籠、老女登勢碑、松本宗一碑、殉職警察官吏・消防組員招魂碑、三重県公園記念碑、加藤嘉吉碑、征西陣亡士卒招魂碑などが建立されています。津偕楽公園は昭和38年に津市指定史跡名勝に指定されています。
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