能褒野神社(亀山市)概要: 能褒野神社は三重県亀山市田村町に鎮座している神社です。境内は古くから日本武尊の陵墓と伝えられ「王塚」又は「丁字塚」と呼ばれていました。
古墳は4世紀末期に築造されたもので全長約90m、後円部径54m、高さ9m、前方部長さ40m、高さ6.5mと北部伊勢では最大級の大きさを誇ります。周囲には16基の陪塚があり、朝顔形円筒埴輪や器材埴輪などが発掘されています。
奈良時代に編纂された記紀によると日本武尊が東夷東征の帰路の際、伊勢国能褒野で死去し埋葬された事が記されている為、明治12年(1879)に内務省が日本武尊の墓に定められました。
能褒野神社は明治17年(1884)に日本武尊の陵墓を祀る神社として創建の許可を得て明治28年(1895)に社殿が竣工しました。明治42年(1909)に近隣に鎮座していた約40社を合祀して村社となり大正14年(1925)に県社に列しました。
能褒野神社拝殿は木造平屋建て、切妻、桟瓦葺き、平入、桁行6間、正面一間入母屋向拝付き。祭神:日本武尊。配祀神:建貝児王、弟橘姫命。
能褒野神社:上空画像
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