慈恩寺(亀山市)概要: 亀鶴山慈恩寺は三重県亀山市野村に境内を構えている浄土宗の寺院です。慈恩寺の創建は神亀5年(728)、聖武天皇の勅願により行基菩薩が開いたのが始まりと伝えられています。古くから神仏習合で忍山神社の別当寺院を司り、最盛期には広大の境内に七堂伽藍が建ち並び支院7ヶ寺を擁していました。天正11年(1583)に火災により堂宇が焼失し衰微しましたが、江戸時代に入ると亀鶴山長福寺と合併した事で、従来の山号だった神宮山を改めています。本尊の木造阿弥陀如来像は平安時代前期に制作されたもので像高161.9cm、檜材、一木造、大変貴重な事から昭和12年(1937)に国指定重要文化財に指定されています。
慈恩寺山門は切妻、桟瓦葺き、一間一戸、薬医門。慈恩寺本堂は木造平屋建て、入母屋、桟瓦葺き、平入、桁行6間、正面1間向拝付き、外壁は真壁造り白漆喰仕上げ、内陣には本尊となる阿弥陀如来像が安置されています。山号:亀鶴山。宗派:浄土宗。本尊:阿弥陀如来。
慈恩寺:上空画像
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