念仏寺(伊賀市)概要: 光明山念仏寺は三重県伊賀市上野寺町に境内を構えている浄土宗の寺院です。念仏寺の創建は不詳ですが創建当初は大和国筒井庄にあり、天正13年(1585)に筒井定次が伊賀上野に移封の際、現在地に移されました。寛永元年(1625)、純誉巌公上人によって中興され江戸時代には当地域の浄土宗寺院の中心的な存在として寺運も隆盛しました。念仏寺の本尊の阿弥陀如来座像は平安時代末期に製作されたもので像高131.8cm(半丈六像)、寄木造、漆箔、大変貴重な事から昭和12年(1937)に国指定重要文化財に指定されています。念仏寺は寺宝が多く紙本墨書末代念仏授手印巻(書跡)が昭和37年(1962)に三重県指定文化財に指定されています。
現在の念仏寺本堂は享和2年(1802)に再建、又は改築されたもので、木造平屋建て、入母屋、本瓦葺き、平入、桁行8間、正面1間向拝付き、外壁は真壁造白漆喰仕上げ、内陣には本尊である阿弥陀如来像が安置されています。境内には力士像が施された山門や宝暦年間(1751〜1764年)に建立された六角堂などがあり同時の繁栄が偲ばれます。山号:光明山。寺号:念仏寺。宗派:浄土宗。本尊:阿弥陀如来。
念仏寺:上空画像
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