長峯神社(伊勢市)概要: 長峯神社は三重県伊勢市古市町に鎮座している神社です。長峯神社に祀られている天鈿女命(天宇受売命)は、素戔男尊の不行に嫌気した天照大神が天岩戸にお隠れになった時に、上半身裸になりながら一心不乱に踊りまくりた神様です。その踊りが神々の笑いを誘い、その笑いを不思議に思った天照大神が岩戸から顔を出すと天手力雄神によって岩戸が開放されました。その後、天鈿女命は瓊瓊杵尊の天孫降臨に随行し案内役となった猿田彦大神に従い(妻になったとも)伊勢国の五十鈴川の川上に移り住んだとされます。
この神話から天鈿女命は神楽の祖とも芸能の祖とも云われ、歌舞伎役者や遊女や芸子、芸能人などから信仰されるようになりました。古市町は江戸時代にお伊勢参りが庶民に浸透すると遊郭として飛躍的に発展し、多くの遊女や芸子達が参拝に訪れたと思われます。
明治時代に入ると周辺の神社を合祀し古市地区全体の氏神となっています。長峯神社社殿は木造平屋建て、入母屋、銅板葺き、平入、桁行2間、正面1間入母屋向拝付き、外壁は真壁造白漆喰仕上げ。主祭神:天鈿女命。
長峯神社:上空画像
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