千種城(菰野町)概要: 千種城は南北朝時代に南朝の武将である千種顕経によって築かれたとされます。当地は北伊勢と近江地方を結ぶ交通の要衝で北伊勢の押さえとして軍事的拠点として重要視されました。
以来、千種氏は当地を拠点として48家の豪族を支配した国人領主として台頭し長く支配しましたが永禄11年(1568)、滝川一益の侵攻により軍門に下りました。
その後、織田信雄、豊臣秀吉、秀頼に従い元和元年(1615)大阪の陣の際には豊臣方に見方し当時の城主千種顕理が討死すると千種家は廃絶となり千種城も廃城になっています。
現在でも郭の形状や空堀、土塁などが残り貴重な事から昭和38年(1963)に三重県指定史跡に指定されています。
千種城:上空画像
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