旧広野家住宅(鳥羽市)概要: 広野家は古くから鳥羽城下随一の豪商として知られ江戸時代後期には大庄屋を務めていました。文政7年(1810)には三僊堂(薬舗)を創建、鳥羽藩に多額の上納金を納めるなど領内発展に尽力した功績で名字帯刀が認めらていました。
現在の主屋は文政8年(1825)に建てられた明治初期に増築されたもので、木造2階建、切妻、桟瓦葺、平入、敷地間口が広く随所に格式が高い様式や建材が採用され、増築部分には洋風建築の要素も取り入れられています。旧広野家住宅は国登録有形文化財に登録されています。
鳥羽大庄屋 かどや(旧広野家住宅):上空画像
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