波切神社(志摩市)概要: 波切神社は三重県志摩市大王町波切に鎮座している神社です。波切神社の創建は不詳ですが当地域に人々が住み着いた時に勧請された産土神とされ、正徳3年(1713)に編纂された「志陽略誌」には八皇子社として記載されていました。
明治5年(1872)に郷社に列し、現在の社号である波切神社に改称、明治40年(1907)に近隣に鎮座した13社を合祀しています。波切神社社殿は鉄筋コンクリート造平屋建、神明造(切妻、平入)、銅板葺き、正面千鳥破風、一間向拝付き。
波切神社の例祭であるわらじ祭り(葦夜権現祭)は畳一畳程の大わらじを海に流し海上安全と大漁を祈願する神事で、昔、ダンダラ法師と言う一つ目巨人が悪事の限りを尽くした為、法師より巨大な巨人が村人に味方しているように見せる為行われたもので古式を伝える神事として貴重な事から昭和46年(1971)に三重県指定無形民俗文化財に指定されています。
境内には鯨の腹から出てきた石が神聖視され鯨石として波切神社の境内に祀られています。祭神:国狭槌神。
波切神社:上空画像
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