汗かき地蔵(志摩市)概要: 鎌倉時代、惣左衛門と呼ばれる漁師の網に3日続けて大石が掛かり、暫くすると3つの大石は1つに重なり地蔵尊へと姿を変えていきました。不思議な事に地蔵尊は悪い事が起きる前に黒い汗をかき、良い事が起きる前に白い汗をかいた事から住民達は「汗かき地蔵」として篤く信仰の対象として祀りました。
江戸時代のある時、鳥羽藩主が大病に罹り難儀していたところ「汗かき地蔵」の噂を聞き、大病治癒の祈願しました。すると数日の内、病が平癒したことから領内広く知られるようになりました。
同じ境内には江戸時代末期に起こった「波切騒動」の咎で江戸で牢死した庄屋以下14人を供養するために建立された思案地蔵などがあります。地蔵堂は木造平屋建て、宝形造、桟瓦葺き、桁行3間、梁間3間、正面1間向拝付き、外壁は真壁造白漆喰仕上げ、腰壁は縦板張り。
汗かき地蔵:上空画像
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