鈴木小舟の歌碑(湯の山温泉)概要: 鈴木小舟は安政4年(1857)、菰野藩士の娘として生まれ明治6年(1873)で結婚しました。しかし、明治12年(1879)コレラにより夫と死別、さらに息子や弟も死別した為、明治18年(1885)失意のうちに横浜ブライアン女学校を退職し湯の山温泉に庵をもうけて引きこもりました。明治29年(1896)、昭憲皇后が伊勢神宮参拝の折、詠進歌である「世の中の春には遊ひあきにけりいさ鴬と山こもりせむ」が御歌所長(高崎正風)に認められ明治34年(1901)から御歌道御用皇后宮職御雇となり大正3年(1914)の昭憲皇太后の崩御まで勤めました。湯の山温泉の歌碑にはこの「世の中の春には遊ひあきにけりいさ鴬と山こもりせむ」が刻まれています。
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