福蔵寺(関宿)概要: 福蔵寺の創建は天正11年(1583)、織田信長の3男織田信孝の菩提寺として開かれたのが始まりとされます。信孝は信長が本能寺の変で倒れると豊臣秀吉と家督争いで対立し、後見人だった柴田勝家が賤ヶ岳の戦いで敗れると、秀吉に組した2男織田信雄によって居城である岐阜城(岐阜県岐阜市)が取り囲われ降伏、大御堂寺で切腹し検視役だった大塚俄左衛門が福蔵寺に持ち帰り篤く葬ったと伝えられています。境内には女性ながら亀山城下で武芸を習い、見事本懐を遂げた小万の墓が建立され亀山市指定史跡に指定されています(小万は本懐の後、関宿の山田屋に住んでいました。享年36歳)。又、英照皇太后が宿泊した書院や萩屋脇本陣から移築された門が残されています。
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