多賀宮(伊勢神宮外宮・別宮)概要: 多賀宮の創建は雄略天皇22年(478)、伊勢神宮外宮と同時期に勧請されたと伝えられています。祭神の豊受大御神荒御魂は伊勢神宮外宮の祭神である豊受大神の霊魂が持つ2つの側面、荒魂と和魂のうち荒魂を祀ったものとされ4つ別宮の中でも特に格式が高い神社として重要視されています。記録的には延暦23年(804)に五月麻呂(禰宜:神職)によって編纂された止由気宮儀式帳や延長5年(927)に編纂された延喜式神名帳にも記載され歴史の古さが感じられます。式年遷宮や勅使参向の際には正宮の次ぎに行われる、又、正宮と多賀宮しか勅使参向が行われない神事も多くあり、専用の忌火屋殿も設けられていました(忌火屋殿は明治時代に廃止)。当初は境内が高台に鎮座していたことから高宮と記載されていましたが明治時代に入り多賀宮と記載されるようになっています。
多賀宮:上空画像
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