二見興玉神社(伊勢市)概要: 二見興玉神社は三重県伊勢市二見町江に鎮座している神社です。二見興玉神社の創建は天平年間(729〜749年)、行基菩薩が奈良の大仏建立の浄財を得るため行脚で当地を訪れ二見浦で興玉神を参拝した際、天照大神の御告げにより太江寺を開き、その鎮守社として興玉神を勧請したのが始まりと伝えられています。
当地は古くから海中にある猿田彦大神の旧跡と云われる興玉神石の遥拝所とされる霊地で夫婦岩の間から見える朝日や満月、二見浦から見える富士山などが神秘的だった事から神聖視されてきました。
伊勢神宮の参拝者達はこの地で身を清めることが慣わしとなっており、「清渚」とも呼ばれていましたが明治30年(1897)に太江寺境内に鎮座していた興玉社の御霊を勧請し、明治43年(1910)に猿田彦大神と宇迦御魂大神を合祀して二見興玉神社としました。
二見興玉神社拝殿は鉄筋コンクリート造平屋建、切妻、銅板葺、妻入、正面1間切妻向拝付き。二見興玉神社本殿は一間社神明造、銅板葺き。祭神:猿田彦大神、宇迦御魂大神。
二見興玉神社:上空画像
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