射山神社(榊原温泉)概要: 射山神社は三重県津市榊原町に鎮座している神社です。射山神社の創建は不詳ですが延長5年(927)に編纂された延喜式神名帳に式内社とし記載されていました。
背後の貝石山が御神体とされ当時は八合目付近に鎮座していましたが天正16年(1588)に御旅所だった現在地に遷座しました。古くから当地を支配してきた榊原氏から崇敬庇護され、天文7年(1538)には榊原興経が永禄7年(1564)には榊原氏経がそれぞれ社殿を造営し、榊原氏が没落後は周辺住民から篤く信仰されるようなっています。
特に江戸時代以降にお伊勢参りが民衆にも浸透すると境内付近から滾々と湧き出る温泉で体を癒す参拝者が数多く訪れるようになります。又、境内では度々歌会が行われていたとされ正徳3年(1713)には松尾芭蕉の門弟の服部土芳が「芭蕉翁反古塚」が建立されています。祭神:大己貴命・少彦名命・天照大神。
射山神社:上空画像
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