伊勢国府政庁跡(鈴鹿市)概要: 8世紀後半に設置された伊勢国府政庁だった跡地で東西約80m、南北110mの敷地には築地塀で囲われています。内部には正殿の他、後殿、西脇殿、東脇殿、南門などの施設があり回廊によって繋がれ、敷地を囲うように広い溝が掘られていました。
政庁の建物は全て礎石の上に建てられ瓦葺だった事からも重要視されていた施設だったと推定されています。周辺には大型の瓦葺建物跡や条里制の跡などが発見されており国府を中心に計画された都市が存在していたと思われます。
現在でも基壇と思われる土盛が明確に残り伊勢国府政庁跡として平成14年に国指定史跡に指定されています。
伊勢国府政庁跡:上空画像
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