志摩国分寺(志摩市)概要: 志摩国分寺の創建は天平13年(741)、聖武天皇の勅願により全国の各国毎に建立された国分寺の1つとされます。当時は寺運も隆盛し境内には七堂伽藍が建ち並び広大な寺領を有していましたが応仁2年(1468)、応仁の乱の兵火により多くの堂宇、寺宝、記録などが焼失し一時衰退します。
その後、再興され江戸時代には日光山輪王寺(栃木県日光市)の末寺となり天保7年(1836)に現在の本堂が再建されています。明治時代に入り比叡庵延暦寺(滋賀県大津市)の末寺となりましたが現在は独立しています。
本尊ほ薬師如来像(20年に一度開帳の秘仏)は室町時代に制作されたもので像高約2m、檜材、寄木造、三重県指定文化財に指定されています。境内一帯は三重県指定史跡に指定されています。
志摩国分寺:上空画像
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