土宮(伊勢神宮外宮・別宮)概要: 土宮の創建は不詳ですが雄略天皇22年(478)に伊勢神宮外宮が鎮座する以前から山田の原の鎮守として鎮座していたと伝えられています。記録的には長徳3年(997)に編纂された長徳検録で32社あった伊勢神宮外宮の田社(摂社より低い格式の末社同等とされます。)に列していた事が記載されています。祭神の大土乃御祖神は元々の地主神で土地や、土壌を司る神でしたが当初は比較的格式が低く、社殿も小規模で他の別宮が南側を面しているものの東側を向き独自の配置を持っています。伊勢神宮外宮の鎮座地は宮川の氾濫で度々被害があったとされ大治3年(1128)には別宮に昇格し宮川治水・堤防の守護神として崇敬されるようになります。保延元年(1135)には小殿だった社殿も一新され規模も広げられましたが社殿の向きは引き続き東向きを継承しました。
土宮:上空画像
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